こんにちは。

リンネル3月号が発売になりました。
前号から連載している
「内田彩仍さんと巡る北欧紀行」。
その後編を掲載しています。

私、記事を担当させていただき北欧が大好きになりました


北欧といえば、名だたる建築家やインテリアブランド発祥の地であることから、
「モダン」という言葉がまっさきに浮びます。

前衛的でスタイリッシュ。
でも実際に訪れてみると、大きくイメージが覆されました。



フィンランドは、そのほとんどが森に覆われています。

都市を抜けると、まさにムーミンの世界。
そのため、森が生活に密接に関わっています。

都市に暮らす人であっても、
休日の過ごし方は「森で遊ぶ」こと。
週末、街の閑散とした様子を目の当たりにすると、
嘘ではないことがよくわかります。

大人も子どもも関係なく皆が森に入り、
思い思いに時間を過ごすのだそう。


fin3



日本の別荘に似た、サマーハウスという文化もあります。
日本のように限られたひとだけが持つものではなく、
多くのひとが山小屋ならぬ、森小屋を持っている。

森の恵みは国民みんなのものだという法律に則って、
夏になればコケモモなどのベリー摘みを楽しみ、
水温が10度に満たないのに、
「夏だから」と黒く澄んだ湖で水浴びを楽しむ。

秋になればキノコ狩りをし、
冬になれば自宅のサウナで温まり、
雪の中に飛び込む自然療法をやってのける。

家での団らんを誘う白夜の短い夏はもちろん、
長い冬、一年のほとんどが曇っている気候も相まって、
森と家とを静かに往復する姿は、
まさにムーミン(妖精)のような人たちでした。



アルテックのインテリア、
イッタラの食器、
マリメッコのファブリック


みんな家で過ごす時間を
よりハッピーにしたいという試行錯誤から生まれたもの。
使いやすく、飽きがこず、
気分を明るくする色合い。

なるほど、世界がモダンだと賞賛するものは、
「森」と「家」から生まれたものだったのか。

デザインが生まれる背景は、やっぱり面白いな、と実感しました。
そこには理由がある。

それを探す旅もまた、面白く、止められない。

だから今回は、
北欧旅行のプロフェッショナル集団
フィンツアーさんとコラボして、
特集の取材旅行を再現する特別なツアーを作りました。

発見がいっぱいの旅を、
ぜひ体験していただきたいです。
旅の詳細は下記からも確認でします。
ぜひ北欧の魅力に触れてみてください。



詳しくはこちらへ。


ああ、また行きたい行きたい。


タチバナ